2023/07/14
ツユクサは早朝、つめたい朝露をふくんで咲く夏の野草です。畑の隅や道端で見かけることの多い日本人にはなじみのある雑草ですね。
当院の花壇にも雑草として猛暑でも水がなくても元気に咲いています。雑草だけどなんか愛らしく、よーく見ると青い花びらは上側に2枚付いているだけの不思議な花で見とれてしまいました。
雑草として抜いて捨てるのは何とも切なく感じましたので花瓶に刺してクリニック内に飾りました。ただツユクサは朝咲いて昼にはしぼむので午前中だけの限定となりました。お見かけした方はレアな光景でした。
ツユクサは日本では古くから知られ、わずかな時間でしぼんでしまう、小さな青い花の儚さから、万葉集では物事の移ろいゆくさまを詠んだ和歌に登場します。「蛍草」「月草」などの別名で表記されることが多く、その情緒ある咲き姿から、俳句の秋の季語にも選定されています。夏の花なのに秋の季語なんですね~
古くから伝わる素敵なお話ですね。そして花言葉がまた素敵で❤・・・
花言葉は「尊敬」です。澄んだ青い花の奥ゆかしさにちなんで付けられました。また、身近なところに咲き、昔から愛されている野草ということで、親しみを込めて「なつかしい関係」という花言葉が付けられているそうです。
そういえば遥か昔、小学生だった頃、花びらをつぶして色水作ったなぁ~ままごとでジュース?にした記憶があります。私が可愛かったころの昔の話です・・・・